TOP > お教室紹介コーナー >> 峯慎一先生
峯 慎一先生
●Webを英語教育に上手に使う。先生はコーチです。●

田園都市線、市ヶ尾駅のすぐ目の前に iCAT-IT(アイキャットアイティ)教室があります。アメリカのオレゴ ン州にご自宅があり、長年アメリカの教育界でご活躍なさった、マイク峯さん。 アメリカのコンピュータ教育にも精通なさっていて、これからの日本の英語教育 界に新しい価値と考え方を投げかけていらっしゃいます。またアルクのHPにある、 「マイクのえいごレッスン」の作者でもあります。Macが8台並んでいるお部屋と アルファベットのポスターが壁にはってあるお部屋の両方を見せていただきながらお話をうかがいました。

Ami: 「日本の英語教育にコンピュータを生かす」とは どういうこととでしょうか?
Shin: 今、世界で使われているインターネットの言語は圧倒的に英語ですね。 これからは英語で書かれているサイトを自分でうまくえらんで、将来に生かしていかなければなりません。しかも、今の時代のWebは昔と違って音声や画像も送れます。このスーパーツールをうまく使うことが大事です。ところが日本の先生たちの中で英語とWebを両方うまく使える人は1〜2%くらいしかいないんじゃないかと僕は思うのです。英語とコンピュータはとてもマッチングするのに、みなさんは両方使うことに慣れていないんですね。これからの塾の生き残りにとっても大事な事だと思います。

Ami: お教室のHPにアメリカと同レベルの授業とありましたが。
Shin: それは、バイリンガルの生徒に合わせた授業です。 ネットの中にアメリカの学校のレベルが載っていますからそれに あわせてレッスンをすすめています。 たとえば、学年ごとにフォニックスはどのくらいのレベルをすればいいか ということもわかります。 Webと英語教育の関係にもっと役に立つのは、アメリカのホームスクール( 以下H.S.)の現状です。 H.S.というのは、学校に行かずに完全に親が家で子供に勉強を教えることですが、今 H.S.人口は200万人位いて、7〜8年前らいから全米50州で合法になり、政府から補助金もおりるようになりました。昔は宗教的な理由が多かったけれど、今は教育的な理由で子供を H.S.で学ばせる人が多いです。実際、その成果も出てきているんですよ。 注目すべき点はH.S.で教えている親たちが、Webを上手に使っていることです。コンピュータがない時代は、H.S.の親は、教えるために自分で勉強するのが大変でした。図書館に行って資料をあつめるにしても、時間も手間も膨大にかかっていました。ところが、 Webを上手に使うことでとても効果があがることがわかったんです。

Ami: コンピュータを教育に上手に取り入れているのですね。峯先生は、具体的にどうなさっているのですか。
Shin: 僕には遠くに住んでいる生徒(逗子市)がいて彼らとカメラとパソコンを使って授業してるんです。 インターネットを使っているので音声や画像のファイルも簡単におくれます。某大手みたいにテレビではなく、インターネットなので費用が少なくてすみます。その分、アメリカにいる優秀な講師を雇うことができます。 日本に来ているネイティブの先生もいろいろな人がいて、以前のように日本が好きで文化に興味のある優秀な人は少なくなってきていますね。僕の逗子の生徒は、13〜14歳なんだけれど、アメリカのThink Quest というコンテストに出るために3年計画で、チャレンジしています。今年は2年目。もちろん全員の家にパソコンがあるわけではありませんので、始めた頃の生徒はタイピングすらできませんでした。ところが今は僕より早くタイピングできるようになっています。 Dreamweaver(HP作成)やFlash(動画作成)のようなソフトの使い方も学びながら、インターネットをどう使って英語を学んでいったらよいのか、を学んでいます。 別な言い方をすれば、魚の釣り方を教えてあげるんです。吊った魚を 子どもにやるんではなくてね。道具をどういう風に使ったらいいかと いうことを教える、だから時間もかかります。ご家族の方にもお伝えしていますよ、すぐに学校の点数が上がるわけではないと。ただ、他の教科にもよい影響があるんですよ。波及効果っていうのでしょうか。なぜかというとThink Questにでるためには英語の文章も書かなければならないし日本語でも作文もきちんと書けなければならない・・・つまり総合的に考える力が自然と養なわれるのです。

Ami: 教える側も視野を広げなければなりませんね。
Shin: この4月から明治大学でも教え始めましたけどね。 けっこう若い人たちは夢を持っているんですね。だからひとりひとりにあわせて、 学力も加味したうえでどのような情報を身につけたらよいかをアドバイスします。
さらに、日本でもよくありがちなんですが、先生自身が先生だといっていばらないこと。 教え込まなければいけないという姿勢がよくない。僕は「先生はコーチだ」と思います。スポー ツでもそうだけれど、コーチは選手より優秀じゃないですよね。 コーチは「こういうふうにしたほうがいいよ」と評論することができる人なんです。僕だって100%能力があるわけではない。 だからWebを利用するんですよ。

Ami: そのあたりの柔軟な考え方が、Webを上手に使う秘訣なのでしょうか。
Shin: 10しか知らない先生でもWebを使えば100でも200でも生徒にコーチすることができる。 こういう風に 使えばいいんじゃないか、とかこのようにに使うといいよとアドバイスしてあげられます。

Ami: コンピュータを使うことによって先生は楽になりますか?
Shin: いえいえ、逆に先生はたくさん知らないといけない。 一人一人に合わせた方法を選択する「選択眼」が必要なんです。逆にしんどいですよ。 たくさんある情報のなかから、生徒にとってどれがいいかと選ばなければならない、これは決してラクではないですよ。 だから生徒が39人いたら39人それぞれの個性を知ってお かないといけない、 先読みをして準備をしておかなければいけません。昔のように、「はい暗記ね」というわけにはいきません。 同じコンピュータといっても昔の LL教室のようなことを先生がやってしまわないように僕は警告しているんです。ですから 先生は大変です。そのかわり生徒は絶対楽しいですよ。それに、英語の大事な文章は、 暗記するより何度もインターネットに出てくれば自然と覚えられますし。これからは、いろいろな意味でネットを上手に使うというのが要ですね。

コンピュータというと難しそうでしたが、峯先生は大変わかりやすく答えてくださいました。 さらに奥様にもご同席いただいて家庭の中での英語教育についても伺いながら、和やかな楽しいインタビューでした。途中、今のアメリカの教育について詳しくお聞きしたのですが、 紙面の都合上すべてをお伝えできないことが残念です。これからの Webをふくめた英語教育を考える時、アメリカの現状が参考になっていくのでしょう。 お忙しい中お答えくださったことに感謝いたします 。


教室名  i CAT-I T英語教室   http://www.icat-it.com/
住所    横浜市青葉区市が尾町 1153-4 カブラキビル 403号
連絡先  045-973-4466  oregonshin@yahoo.co.jp
生徒   幼児〜大人
著書   「この気持ち、英語で言えますか?」(主婦の友社)
マイクの英語レッスン
    http://www.alc.co.jp/kid/bilingual/mike/index.html